手塚雄二展、 福沢一郎展 3/13
日本橋高島屋で開催されていた 「手塚雄二展」を見に行った。
初期の幻想的な作品から、「静と動」「虚と実」「煌びやかさと物哀しさ」など相反するイメージが自然と融合する作品、「内なる自然」「内なる宇宙」の最近作まで過去最大規模の約70点を展覧している。
実は日本画家については知識がなく、手塚雄二さんを知らなかった。会場に入ってその画家の素晴らしさを
初めて認識した。溢れるばかりの入場者も想定外でしたが、作品の規模の大きさと静かな迫力、深い渋い色彩と技巧を感じさせない自然な描写、4会場に分かれていたが、2度も往復して見て回った。
「月読」 「ブルックリンの雨」 好きな作品。
この後、同じ東西線の国立近代美術館へ「福沢一郎展」へ
手塚雄二展とは真逆のような展覧会、福沢一郎の作品は以前群馬県の富岡「福沢一郎美術館」で見ていたが
自分の好きな作家なので再び見に行った。
富岡の美術館の沢山の作品と兼ねたものが多かったが、今回はシュールさと社会批評に加えて、知的なユーモア性を強く出していた。
同時開催の「杉浦非水展」も懐かしさと面白さを感じた。