6/10、雨の予報が出ていたが 仲間のSさんの「日洋展」が最終日だったので 出かけた。
最初に「ウイーン・モダン」を。 実は1997年、22年前に「ウイーン・世紀末展」を当時の
東郷青児美術館で見ている。
今回は
クリムトとシーレだけでなく建築、デザインなどの世紀末文化の結集である。
クリムトの原画も素描も素晴らしかった。その技巧性は幼少期の絵からもうかがえる。
シーレの作品は皆好きだが、なかでも ひまわり の縦長の絵は特に良い。
休憩室に展示されていた当時の服装、コルセットを外した革新的なデザイン
その他、ウイーン分離派のグラフィックも面白い
平成会の仲間のSさんの絵(爽やかな港の絵)を見てから「モロー展」へ
メトロの新橋駅からわずかな距離だが、
パナソニック汐留ビルまで ビル風にあおられ傘が折れ曲がるほど、
この汐
留美術館は初めて、会場はなかなかの混みよう。
幻想的な内面を描くモローの女性像に焦点をあてた展覧会、
完成された作品よりも その土台となった油絵作品の方が興味を持った。これらの絵を見ると、ルオーや
マチスがモローのアカデミーの生徒であったことがうなづける。素描画も素晴らしかった。