2015-05-23 片岡 球子展 5/9 絵画のこと 国立近代美術館で開催された生誕110年「片岡 球子展」へ。 以前にも高島屋で見たことがある。今回は2度目とあって初回ほどの感動はなかった。 鮮烈な色彩と大胆なデフォルメ、力強いタッチ。むしろ初期の素直な日本画「枇杷」がよかった。 球子は対象をじっくりと観察し、自分の感覚に引きつけてつかみとる。 78歳から新たに取り組んだ裸婦シリーズでは、重力を伴う三次元世界の物体を2次元の平面に表すという 絵画制作の根本を探求した。80年の画業は常に挑戦し続けていた。 「枇杷」 2Fの窓からオフュイス街をのぞむ 次回は東京ステーションギャラリー「ピカソ展」へ