牛歩母日記?

草花を見る。絵を描くことが好きかも‥。Instagramもあります。/gyuuhohaha/

分かれた故郷、妻へ -画家イ・ジュンソプとマサコー

去る1/24 NHK日曜美術館で放映。
韓国の国民的画家 イ・ジュンソプ  Lee ・Joong -Sup (1916~1956) 
 戦争や貧困に直面しながら朝鮮民族の象徴ともいわれる や家族の愛を描く。
 
イ・ジュンソプが心の支えとした妻の山本方子さん(現在94歳) 二人は韓国と日本で離ればなれになりながらも
そこから数々の作品を生み出す。
 
朝鮮戦争により済州島に避難。満足した画材を手に入れることも出来ない貧しさの中で、イ・ジュンソプは粗末な
紙(銀紙)や釘を使ってでも絵を描き、独自の作品世界を創りあげる。
しかし、長引く避難生活でやむなく方子さんや子供たちは日本に帰国。韓国に残ったイ・ジュンソプは東京で暮らす家族に絵のついた手紙を書き送る。 短い生涯を駆け抜けたイ・ジュンソプの世界を紹介する。
 
 
イメージ 1
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
「魚釣り」
イメージ 10
 
 
 
 
  
 
イメージ 3
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
 
 
 
 
イメージ 7イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「黄牛」 
イメージ 6
 
 
 
 
 
イメージ 9
                                  写真は上記画集 他より
 
映画「ふたつの祖国、ひとつの愛 ~イ・ジュンソプの妻~」   監督 酒井充子
 
第二次世界大戦、南北分裂、朝鮮戦争、激動の歴史に引き裂かれた韓国人と日本人の70年にわたる一途な
愛を描くドキュメンタリー。 2014年12月全国ロードショー。
 
日本と韓国の地で離ればなれに、その愛の唯一の通信手段であった手紙は200通以上も。
アジアの芸術家として初めてニューヨーク近代美術館(MOMA)に作品が収蔵された。
済州島に「イ・ジュンソプ美術館」があり韓国では最も人気ある画家。
 
先生より画集をお借りし、改めて釘で描く一本一本の心痛な線、 絵画への執着と 
家族への愛の深さに 感動と悲痛さにいたたまれない気持ちになった。
反面 の躍動感、豊かな感性によるドローイングは目を見張るものがある。