ポンピドゥーセンター傑作展
1977年、様々な芸術の拠点としてパリの中心部に開館したポンピドゥーセンター。
色彩と力強いタッチ、この1点だけでも充分しあわせ気分 。
アンリ・マティス 「大きな赤い室内」(1948) 画面一面に広がる鮮烈な赤色と大胆なタッチ、
油彩としては最後の室内画、描写力、構図とマティスの魅力が詰まっている素晴らしい作品。
ロベール・ドローネー 「エッフェル塔」 下から見上げる珍しい迫力ある構図、
結婚の喜びを表した作品、
作品の傍に掲げられたシャガールの言葉「私を空想的と言わないでください。その反対で、私はリアリスト。私は
大地を愛しています」 素晴らしい!
ヴァシリー・カンデンスキー 「30」 30の四角いマスに異なる図柄が、微生物のような形もある。
白黒のデザインがおしゃれ。自然の造形からヒントを得たのか、抽象的で面白い。現代にも通づる
どの作品の傍にも作家の言葉が、そのフレーズがすばらしく、書き留めておきたかった。
20年以上前か、娘とフランス・イタリア旅行をした時、パリでポンピドゥーセンターに寄った。その時の感動がよみがえってきた。私の好きなニコラ・ド・スタールの作品もあり、急に眼の前に飛び込んできて驚きと喜びで
写真はパンフより