2014-04-14 木下晋展 絵画のこと 去る2月、丸木美術館にて「木下晋展」を鑑賞。大雪の残る冬の日、ひっそりとした館はそのモノトーンの絵画に 一層の深刻さと厳しさを感じさせた。 木下晋の鉛筆による細密表現、母親、祖母、老人など、その人間の生きざまを鉛筆の色が絵具の色を凌ぐ 人生の彩りに。画面に緻密に引かれた線や陰影から内深く秘めた命の力を感じる。