2012-06-05 ボストン美術館 日本美術の至宝 絵画のこと 6/5 上野の博物館へ、「ボストン美術館 日本美術の至宝」展を見に行った。 混雑を覚悟で早朝出掛けたが、やはり開館前にも拘わらず100mの行列、それでも15分位で入館。 アメリカのボストン美術館は、「東洋美術の殿堂」といわれ、 100年以上にわたる日本美術の収集は、フェノロサや岡倉天心に始まり、今や 総数10万点を超え、海外にある日本美術コレクションとしては世界随一の規模と質の高さを誇る。 修復を終え、日本初公開となる曽我蕭白の「雲龍図」をはじめ、等伯、光琳、若冲などの名品も揃う。 上から 曽我蕭白「雲龍図」 長谷川等伯「龍虎図屏風」 尾形光琳「松島図屏風」 (パンフレットより) 自分としては、迫力ある「雲龍図」と光琳の「岩と波の造形的な表現の松島図」、が見たくて… 「雲龍図」は画面からはみ出さんばかりの力強さ、想像以上の大きさ、まだこの図の胴体が抜けているらしい。 「松島図」は、以前から好きな絵、大胆さの中にも緻密な描写、構図、宗達の模写ともいわれるが、素晴らしい。 それに加えて、伊藤若冲の「鸚鵡図」はモダンな色彩と、簡潔な構図。若冲の中でも最も好きな作品。 その他に、「吉備大臣入唐絵巻」も人物描写の軽妙さと物語の面白さ。見事な染織の着物にも感嘆。 今日は、曇り日、気温も高くなく、風が少しあったがしのぎやすい日、この後、上野の公園を抜け 不忍池を眺めながら、向こう岸の池の端 「旧岩崎邸庭園」へ カメラを忘れ、蓮池の美しい風景も、紫陽花咲く散歩コースも弁財天も撮れず…次回へ