牛歩母日記?

草花を見る。絵を描くことが好きかも‥。Instagramもあります。/gyuuhohaha/

上野で展覧会めぐり フェルメール展、ムンク展、東博展 1/3


初春の穏やかな天気が続いている。3日 「フェルメール展」を見に牛歩村長と朝早くから出かけた。
上野の森美術館の入場はすんなり入ったが、音声ガイドが来場者全員に、無料で提供され ガイドマークがついている作品の前は混みあっていた。

前半はアムステルダム国立美術館所蔵の肖像画や、宗教画、風景画など39点が続き、後半はフェルメール
作品が9点 暗い照明のなか輝いていた。

「牛乳を注ぐ女」など以前にも見たものもあったが、「リュート調弦する女」「真珠の首飾りの女」「手紙を書く女」など同じ黄色の上着、「手紙を書く夫人と召使」のように物語性と風俗性 独特の画面の静謐さや色彩、構図のバランスと緻密さなど細部まで見逃せない。

やはりフェルメール作品がこれだけ陳列されると圧巻である。



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次に「ムンク」 東京都美術館、  閉期が近いためか 「フェルメール展」よりむしろ混んで30分待ち をしり目にすらりと受付から入る

ムンク展は以前にも見に来ているので 同じ作品も多かったが  初期のころの「病める子」は何度見ても素晴らしい。
「叫び」の色々な形 「絶望」「不安」などがあるように ムンクは同じ題材で何度も描いている。
又、初期から晩年までの多数の自画像は、その時々のムンクの心情がみられる。
「月明り、浜辺の接吻」など”私の絵は、自己告白である” といっているように人間の内面を強烈に描き出している。

  
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売店の「叫び!
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ムンクの絵の動画が…
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        「自然とは目に見えるものばかりではない。瞳の奥に映し出されるイメージ~
         魂の内なるイメージでもあるのだ」
                        ~ムンク ノートより

フェルメールムンク  を一緒に見たわけだが、 それぞれ見ごたえのある作品。
描写的には真逆の表現、自分としては ムンクの色彩と描き方を好む。


このあと上野東照宮で参拝、五重塔、上野時の鐘を眺め
牛歩父を偲んで昔懐かしい 「上野精養軒」 で洋食を味わい暫し休憩。



午後2時ごろ 東京国立博物館へ  長谷川等伯の 「松林図屏風」 を見に行く。2日~14日かぎりの公開
墨の濃淡だけで、木々が織りなす光と風の情景が生み出される。本物の臨場感に圧倒される

これに合わせて1階では高精細複製品による新しい松林図屏風が楽しめる。(~2/3)



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「博物館に初もうで  イノシシ 勢いのある年に}

その他 北斎「富岳三十六計・凱風快晴」など名品揃い。
浅井 忠、黒田記念館特別室などなど

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このあと上野寛永寺,から 谷中霊園 谷中銀座まで足を延ばす