上野で展覧会めぐり フェルメール展、ムンク展、東博展 1/3
初春の穏やかな天気が続いている。3日 「フェルメール展」を見に牛歩村長と朝早くから出かけた。
上野の森美術館の入場はすんなり入ったが、音声ガイドが来場者全員に、無料で提供され ガイドマークがついている作品の前は混みあっていた。
作品が9点 暗い照明のなか輝いていた。
「牛乳を注ぐ女」など以前にも見たものもあったが、「リュートを調弦する女」「真珠の首飾りの女」「手紙を書く女」など同じ黄色の上着、「手紙を書く夫人と召使」のように物語性と風俗性 独特の画面の静謐さや色彩、構図のバランスと緻密さなど細部まで見逃せない。
やはりフェルメール作品がこれだけ陳列されると圧巻である。
ムンク展は以前にも見に来ているので 同じ作品も多かったが 初期のころの「病める子」は何度見ても素晴らしい。
又、初期から晩年までの多数の自画像は、その時々のムンクの心情がみられる。
「月明り、浜辺の接吻」など”私の絵は、自己告白である” といっているように人間の内面を強烈に描き出している。
売店の「叫び!
ムンクの絵の動画が…
「自然とは目に見えるものばかりではない。瞳の奥に映し出されるイメージ~
魂の内なるイメージでもあるのだ」
~ムンク ノートより
描写的には真逆の表現、自分としては ムンクの色彩と描き方を好む。
牛歩父を偲んで昔懐かしい 「上野精養軒」 で洋食を味わい暫し休憩。
墨の濃淡だけで、木々が織りなす光と風の情景が生み出される。本物の臨場感に圧倒される
これに合わせて1階では高精細複製品による新しい松林図屏風が楽しめる。(~2/3)