池田幹雄×滝沢具幸 ー「日本画」のその先へー
池田幹雄(1928-)と、滝沢具幸(1941-)の画業を代表作でたどり、変貌を続ける戦後の日本画の一側面に光を当てる。
どちらも吉岡堅二に師事。両者はやがて同じ舞台で切磋琢磨しながら画境を極める。
心象風景をモチーフにシュルレアリズムに接近した池田、そして人間をも含む自然を主題に抽象的な画面を構築する滝沢の仕事は、花鳥風月を叙情的に描いてきた日本画の枠にとらわれない、果敢な試みといえる。
池田幹雄作品
滝沢具幸作品
この日は偶然にも県民の日とあって無料、会場は賑わっていた。
300号ぐらいの大作が並ぶ。実は作家の名は知らなかったが、日本画の抽象画とは?興味があって、
短時間で車を飛ばして行ってきた。作品内容を理解するのは難しかったが、現在も活躍を続ける作家の意気ごみが感じられ、1枚でも気にいった作品に出合えれば…
収穫のある時間でした。
写真他はパンフレットより