ジャゴメッティ展を見た後、同時開催のアジアの現代美術展をのぞく。
「 うつろう世界」 さまざまな視点で複雑な歴史と社会を映し出す、地図を題材にした作品。
植民地支配、戦争や抑圧の中で、
民主化や
表現の自由を求めたアーティストたち、その活動の軌跡をたどる。
失われた情報 ワサン・シッティケート 彫像50体 アクリル樹脂
日々の生活 Day by Day 日常生活そのものを主題とする新しい表現
人口約6億人、多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域ではダイナミックで多様な文化が育まれた。経済発展が目覚ましい近年、その
現代アートの動向にも世界中から注目されている。
「天気雨」を意味する展覧会タイトル「サンシャワー」は、東南アジアではよくみられる気象現象である。
森美術館と同時開催の本展は、時代の潮流と変動を背景に発展した東南アジアにおける1980年代以降の
現代アート、私たちの
固定観念を覆し懐かしくもあり、まったく新しい東南アジアの姿を体感した。